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1985年青森県生まれ。
加賀蒔絵を見て漆芸を知る。
金沢学院大学美術文化学部美術工芸学科に入学し、
前史雄氏・市島桜魚氏より塗り、蒔絵、沈金の技法を学ぶ。
大学卒業後、輪島漆芸技術研修所に入所、人間国宝作家陣より
様々な木地づくりや塗りの技術を教わる。
その後、金沢市の漆の老舗・能作に就職。販売営業の仕事を経験し2016年金沢漆器作家として独立。
石川県立輪島漆芸技術研修所 助講師
先人が何を考え、どのようにして知恵を積み上げてきたのかを、伝統技法による
制作を通して知りたいと考えています。
3Dプリンターや自動切削機械が登場し進化している現代では、手仕事の意味や人間
だから出来ることを考える必要もあります。
時間のかかる木地づくりの方法や、丁寧に塗り重ねる漆下地、金粉による蒔絵技法、
厚貝を使った螺鈿など、手間の掛かるという理由で簡単に廃れていきます。
一時の流行に流されず、手間を惜しまず、お金に踊らされず、地道に作り続ける事で
伝統技法は受け継がれてきました。
先人の努力と情熱に、敬意と感謝を感じずにはいられません。
そんな日本の職人に少しでも近付くことが出来ているのか。
漆や木材などの貴重な材料を使う資格はあるのか。
日々自身に問いかけながら制作を続けています。
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